巻き物について話そう。
巻き物、と言ってもハットリくん的なアレではない。
それにも子供の頃は憧れさえしたものだが、大人になってからまで関心があるのは一部の好事家と専門家だけだろう。
ここで言う巻き物とは、首に巻くもの。
つまりストールやマフラーの事だ。
巻きものを使うか使わないかは、きっぱりと別れるように思う。
まったく使わない人もきっと多いだろう。
まずはそういった方々に向けて、その魅力をお話してみたい。
ひとつは単純に、とてもあたたかい。
(その存在意義を考えれば当たり前ではあるが)
寒い時には「首」と名の付く部分(手首、足首)をあたためるのが良いとされているが、まさに首の中の首、首の大ボスをあたためるのだから、それはそれは当然あたたかいのだ。
「マフラーなんか使わなくても別に寒くない」という意見もあるだろう。
はい、分かります。
私もそう思っていたから。
でもそれって多分「慣れ」。
状況に慣れてそういうものだと思ってしまえば、確かに何とかはなる。
けど、何とかなるにせよそれがベストかどうかは別の話。
そういう事って世の中には多分たくさんある。
まだ知らないだけかもしれない、って事。
だったら知ってから判断すればいいと思う。
判断はいつだってできるからだ。
ただ、知らなければ判断できない。
まずは知る事、経験が先だ。


冬の寒い日にマフラーを巻いて、首から胸元にぬくぬくとした暖かさを感じながら出歩く。
その心地よさと安心感ったらない。
ぜひ体感して、知って貰いたい。
ふたつめ。
かっこいい事。
男の服装は、女性と比べてどうしてもバリエーションに乏しくなってしまう。
冬のスタイリングに巻きものを合わせる事は、実用性を兼ねつつ、装いという観点からもとても良いと思う。
冬には、見るからにあたたかそうな方がかっこいい。
お洒落は我慢だともいうが、寒いのを我慢していそうな恰好がお洒落だとは思えない。
夏に暑そうなのも同様だけれど。
あれ?
だったらお洒落は我慢である根拠はどこにあるのだろう?
その事についてはまた別の機会に考えてみたい。
とにかく、冬にはあたたかい恰好をしている方がかっこいいと思う。
首元にマフラーがあるだけで、とてもあたたかそうに見える。
余裕があるように見えるのだ。
その方がかっこよくないですか?
巻き方でも印象が変わるので色々と試してみて貰いたい。
そこまで寒くない日には、さらりと垂らしておくだけでもエレガントな雰囲気になる。










男の冬のアクセサリーとしてマフラーが有効である理由。
本当はもっと書きたい事があったのだけど、やめた。
めんどくさくなった。
嘘です。
たかがマフラーの事についてこれ以上なんだかんだと書く事が無粋に思えてきた。
長くなり過ぎるし。
マフラーはあたたかく、冬はあたたかく見えた方がかっこいい。
それだけ伝われば充分だろう。




ではでは。
何を買えばいいのか。
それが問題だ。
興味はあるけど何を買って使ったらよいのか分からない、選びかねている。
そんなマフラー難民の方が多くいるような気がしている。
少し前に、ブランドのタグが付いたマフラーをタグが見えるような巻き方で身に付けるのが流行していた記憶がある。
インスタグラム上がそんなスタイリングで溢れかえっていた。
それもいい。
アイコニックなものやスタイルに乗っかっていく楽しさも当然わかるつもりだ。
しかしながらウチ的にはむしろ逆。
匿名性が欲しい。
あくまでも主役は服、もっと言えば人だ。
そのものは目立ち過ぎず、身に着ける人の雰囲気を良く見せてくれるものがいい。
そうなるとますます難しい。
シンプルならいいという訳でもないからだ。
難しいが、ウチにはひとつ決定打になり得る提案がある。
当然だろう。
だからこそこうしてJOURNALを書いている。



LOCALLY(ローカリー)。
「布を着る」をコンセプトとし、愛知県尾州を拠点にストールのみをつくっている。
ここでストールとマフラーの違いについてだが、私自身も曖昧であったのでこの機会に少し調べてみた。
一般的には幅の違いで呼び名を分けるようで、幅が狭いものをマフラー、比較的幅が広いものをストールと呼ぶようだ。
LOCALLYはストールのブランドだが、それは実は後付けである事を私は知っている。
というのは、展示会でデザイナーがこう話してくれたからだ。
「とにかく布が好きで、布がつくりたくてこのブランドをやっている」と。
ところがただの布では売れないから、ストールという名目を付けている、という訳だ。
面白い。



muji muffler
PRICE ¥22,000 tax in
COLOR / TOP GRAY

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現在では日本に数台しか残っていないションヘル式織機を使用し、尾州の伝統と技術に新しい発想を取り入れた、素材本来の表情を活かすものづくり。
ションヘル式織機で時間をかけて織る生地は、薬品で糸を整える効率を重視した製法のものとは異なり、糸と糸の間に隙間ができる事によって空気までをも一緒に織り込んでいる。
独特の柔らかさと風合い、そしてあたたかさを持ち、長く使うほどに生地が育ち、それらがますます際立っていく経年変化を楽める。
元より水通しをして縮絨をかけているため、ウールだが家庭で洗濯ができるのだ。
どんどん使って、気兼ねなく洗ってほしい。
よりふんわりとした質感になり、あたたかさも増していく。
無地のマフラーはややもすればチープに見えがちなものだけど、LOCALLYのものは風合い豊かで表情があり、スタイリングに奥行きを与えてくれるように思う。
先に「幅の狭いものをマフラーと呼ぶ」と説明させて頂いたが、LOCALLYのマフラーはそこそこ幅がある。
便宜的にマフラーという名称になっているものの、実質的にはストールと呼ぶ方が適正かもしれない。
(LOCALLYでは更に幅が大きくボリュームのあるものをストールと呼ぶのだ)
この幅がとてもちょうど良く、広げて肩に掛けてもあたたいし、運転中などは畳んでひざ掛けにするのも良い。
首に巻くだけでなく、様々な使い方がある。
このJOURNALを読んで巻き物に興味を持ってくださった方、もともとマフラー難民だった方、この冬はぜひLOCALLYのマフラーをお試しあれ。
もちろん男性だけでなく女性にもおすすめ。
少し早いけどクリスマスギフトにも最適だと思う。
本日より店頭、オンラインストアにてご覧頂けます。
DIMPLE
山形市飯田2-2-7
TEL 023-625-7366


