所作まで洒落させてくれる。

未分類

使いはじめてもう5年程にはなるでしょうか。
いまだに買い替えたい気持ちが全く起きない僕の財布。
DIGAWELのギャルソンパース。

ブランド初期からの名プロダクトとして知られるこの財布。
欲しいと思っていながらも「自分の店で扱えるようになったら買おう」と、何故か変にこだわりを持ってしまって、しばらく買うのを我慢していました。
はじめての入荷で購入した時の嬉しさ、高揚感ったらなかったなー。

それから5年。
今でもこの財布に対しての特別な思いは色褪せていません。

画像
DIGAWEL
GARSON PURSE
PRICE ¥27,500 tax in
COLOR / BEIGE , NAVY , BLACK

「自分も使っています」とお客さまにお話すると、「使いやすいですか?」と訊かれます。

はっきり言います。
特別使いやすくはない、です。

この財布は使いやすさを求めて選ぶものではないんですよ。
※完全なる主観です。

だから使いやすさによる満足は得られなくて当然。
では何を求めてこの財布を選ぶのか。
結果何を得る事ができるのか。

それは …

「圧倒的なかっこよさ」

です。

画像
画像
画像
画像
画像

まず名前が良いじゃないですか。
ギャルソンパース。

パリの給仕係=ギャルソンがチップを受け取る際に使っていた小ぶりな財布をモチーフにしている事からこの名称に。
もうすでに洒落てます。

ブライドルレザーを裏地を貼らずに一枚革で使い、床面(裏側)とコバ(側面)は丁寧に塗りで仕上げています。
手間が掛かるためにあまりやらない仕様だそうで、この仕様だからこそのエッジの効いたシャープな雰囲気が抜群にかっこいい。

ブライドルレザーに特有のブルーム(革に染み込ませた蝋が凝固して表面に白く浮き出たもの)も魅力的。
ブルームの出方には個体差があるのですが、いずれにせよ使っていくうちに溶けて革に馴染んで消えていき、代わりに艶が上がってきます。

画像
画像
画像

ririに別注した艶消しのジップ。

独特な蛇腹構造。

シンプルなルックスの中に効いた印象的な銀の留め具。

あまりにも素晴らしく完成されたデザイン。
それはきっと写真からでも存分に感じて頂けるのではないでしょうか。

ここからは、写真で伝えるのが難しい、使ってみたからこそ分かるギャルソンパースの魅力を僕なりに書いてみたいと思います。

使いやすさを求めて選ぶ財布ではない、と書きましたが、その理由のひとつとして、お札が真っ直ぐには入らない事があります。
お札はパタリとふたつ折りにして収納します。
この点を気にされて購入をためらうお客さまは正直多いです。

僕ははじめから全く気にならなかったし、慣れてしまえば苦に感じる事はほとんど無いと思います。
でも、面倒に感じる方もいるだろうとは容易に想像できる。
(現に友人は買ったものの使っていないと言ってました…泣)

だから誰にでも無条件に勧められる財布ではないのです。
財布は日常的に使うものだから、使いやすさに重きを置く気持ちもよくわかります。

でも、この財布に魅了されてしまった僕には、お札を畳んで入れる手間すら魅力だと思えるのです。

我慢できるとか、許容できるではなく、魅力です。
ポジティブ要素。

何故なら、畳んだお札を取り出す所作がとても洒落ている(と自分では思っている)から。

これはもう感覚的なものになるので分かって頂けるかどうかあまり自信が無いのですが、例えばマネークリップ。
マネークリップってかっこいいな、って思った事はありませんか。
それに近い感じというか…。

真っすぐで綺麗なお札を優雅に取り出すのももちろん素敵だけど、小さく畳んだお札を無造作にピッと出すのって、なんかかっこいい。
なんか粋な気がする。

ギャルソンパースをお使い頂いているお客さまのお会計の時には「やっぱり洒落てるよなー」って思いながら見ています。

もうひとつは、音。
「財布の話で音?」と、きっと訳が分からない事と思います。

裏地を張らずに硬質なブライドルレザーの一枚革で仕立てているために、小銭が革の内側にあたってカランコロンと乾いた音が鳴るんですよ。
それが小気味よくて、はじめの頃はよく振ってみたりしていました。

僕の私物はだいぶ革が馴染んで柔らかくなったので、その音がしなくなってきてしまって少しさみしいです…そういえば。

画像
私物のギャルソンパース。
約5年もの。
画像
だいぶ艶が出てます。
画像
riri のジップも削れて良いアジが出てきました。
画像
手前が新品。奥が私物。
画像
上が新品。下が私物。

代わりに艶が出て、また別の魅力を見せてくれています。
ブルームがたっぷりと白く浮いて革もカリッと硬かったはじめの頃の表情も良かったですが、やっぱり自分で長年使い込んだものには格別の思い入れがあります。
厚みも取れてスマートになってきました。
これからもまだまだ 長く付き合っていく大切な相棒です。

久しぶりに3色揃いましたので、しっかりとご案内してみました。

使えば使うほど愛着が湧いたりもするだけに、財布って買い替え時が悩ましいですよね。

ピンと来た時がその時、っていう考え方も良いのかもしれません。

店頭、オンライン共にご覧頂けます。

DIMPLE
山形市飯田2-2-7
TEL 023-625-7366
info@dim-ple.com
https://www.dim-ple.com